イナズマ ケンキュウジョ

色々な場所へ投下したSSのリファインしたもの。 現在は「涼宮ハルヒの憂鬱」がメイン。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

涼宮ハルヒも憂鬱

小ネタ集。サイトの日記より転載。
こういう小ネタは書き始めたらやめられない止まらない。
このネタを膨らませたのが「宇宙人~」だったりする。



涼宮ハルヒも憂鬱

- * -
「東中出身、涼宮ハルヒ。ただの人間には興味はありません。この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら私のところに来なさい。以上!」
「私、宇宙人だけど…?」
 電波女の訴えに、人付き合いよさそうな笑みを浮かべた女性が答えた。たしか朝倉だったか?
「正確には対人類コミュニケート用ヒューマノイドインターフェイスだけどね」
 えっと、ここ笑うところ?


- * -
 まずは髪型。入学式を一として、毎日一つずつ結び目が増えている。
 どこまでいくのかね。その調子でいくと三ヵ月後ぐらいにはドレッドヘアになるぞ。


- * -
「全部の部活に入ったって本当か?」
「ええ。でもダメね、全然面白くないんだもん」
 アヒル口にしてハルヒが答える。
「MMRに行ってみたのよ。そしたら金魚を海水に入れてしたり顔したメガネに対してみんな声をそろえて驚いてるだけなのよ?」
 なぁ、ソレ十分面白くないか?


- * -
 突然首筋を掴まれたと思うと後ろに引っ張られる。
「あぶねぇな! 何しやがるんだこの野郎!」
「思いついた! そうよ! なければ作ればいいのよ!」
「ハ、ハルヒ!? ……作るって、何をだ?」
「部活よ部活! 私たちが作るの!」
「……あー、お前の気持ちはわかる。何だったら一緒に喜んでやったっていい。だがな、今は落ち着け」
「何よ」

「用足し中だ。とりあえず男子トイレから出ろ」
 お前のせいでもう少しで色々ぶちまける所だったぞ。


- * -
「あのー、長門さん。この涼宮ハルヒはこの文芸部室を怪しげな部活に利用しようとしているのですが?」
「かまわない」
 いいのかよ。
「問題ない。私も文芸部員じゃないから」
 文芸部員じゃないのかよ! じゃあ何でここにいるんだよ!
「何となく」


- * -
「何、読んでんだ?」
 俺の問いかけに長門が本を少し持ち上げ、表紙を見せる。
 黄色に黒でポップデザインされたでかく厚い冊子だ。
「……面白いか?」
「ユニーク」
 そうか。タウンページのどこら辺がユニークなのか今度俺にも教えてくれ。


- * -
「名前ならもう決まってるわよ。今決めたわ!」
 どっちだ。
「世界を大いに盛り上げるための涼宮ハルヒの団! 略してMMRよ!」
「な、何だってぇ!? つーか全然略してない!」
「ロケット団やガンマ団でもいいかなと思うんだけどね」
 もはや意味がわからん。


- * -
「それでこの部活は一体何をする部活なんでしょう?」
 連れてこられたハルヒ曰く謎の転校生古泉が聞く。それは俺も知りたいところだ。
「良くぞ聞いてくれたわ! いい、SOS団の目的は!」
「目的は?」
「宇宙人、未来人、異世界人を見つけ出して一緒に遊ぶ事よ!」
 はて、一瞬古泉が残念がって見えたのは気のせいだろうか。


- * -
「うまく言語化できないかもしれない。でも聞いて」
 ああ。
「涼宮ハルヒを観測する為に情報統合思念体によって送り込まれた、対人類コミュニケート用ヒューマノイドインターフェイス。……簡単に言うなら、宇宙人」
 ……あのーもしもし、長門さん?
「それがアナタ」
「俺かよ!」


- * -
「すいません……私には殆ど権限がないんです。でも、信じてください」
「……信じる信じないも含めて今は全部保留、って事でかまいませんか?」
「はい」
 朝比奈さんはとりあえず安堵の息を漏らしながら可愛らしく頷いた。
「最後に一つだけ教えてください。朝比奈さん」

「今、いくつですか?」
「よ……いえ、禁則事項です」

 よ!? 四か? 四十なのか!?


- * -
「長門」
「でゅわ」
 ……あー、無理して宇宙人にならなくていいぞ。
「そう」


- * -
「お前も俺に話があるんじゃないのか?」
「ご明察です。……実は僕もあなたの事が」
 何言い出しやがるんだこの野郎は。飲んでいたジュースを吹きつけてやって俺は答えた。


- * -
「何でも世界を思い通りに出来る存在、その存在を表す適した言葉があります」
 言ってみろ。
「作者です」
 おいハルヒ、お前とうとう谷川流にされちまったぞ。


- * -
「観測対象が動かないなら現場の判断で動かしたっていいよね」
「そうか? 現場の判断で動くのも確かに重要だが、それは時と場合によるぞ」
 例えば俺の後ろに座る変な奴に対しての対応とかな。
「……へぇ。それなら動かすにはどうすればいいかしら? やはり劇的な変化を」
「それは逆効果だな。一番望ましいのは段階を追った変化だ。それなら変化を予想でき、自分で望むよう修正しやすい」
 とりあえずあいつを真人間にする事。それが目標だ。
「でも段階なんて面倒くさいわよ」
「面倒だと思った時点で全ての事象は面倒なもんだ。他の誰にも、いや対象相手にすら気づかれずにそいつを自分色に変えていくのは、これはこれで楽しいもんだぜ」
「……なるほど。そういう考えもあるわけか。相手の反応を待つのではなく、相手の出方を自分で決めると」
「そうだ」
 って冷静に考えると俺は一体何を話してるんだろうね。
「……ありがと。おかげでちょっと楽しくなってきたわ」

 朝倉はその後執拗にハルヒに付きまとい、気づけばSOS団に参加するまでになっていた。
 何でもいいがお前がハルヒに染められてるぞ、朝倉。

「……今日も平和」


- * -
「この空間の修正を優先しているから。でも大丈夫……あ」
 ふと長門はいつもの表情からは珍しく少しだけ深遠の目を見開いた。そしてスカートの中へ手を差し込む。
「一部、体毛の再生を忘れた」
「……無い方が似合ってるぞ」


- * -
「懐かしい……昔はこんな小さいの着てたんだ。今じゃ絶対入らないな」
「ハルヒには、どんなのを着せられたんです?」

「………………………う、ううっ、うううううっ、き、禁禁禁則事項って事にしてください」
 突然飛ぶ鳥が射抜かれたかのように急降下した朝比奈さんは、涙と震える声で答えてくれた。
 一体何を着せられたのだろう。


- * -
「白雪姫って、知ってますか」
 リンゴを食べて死んでしまうアレですよね。
「え? 七人の黒衣の騎士が姫を国へ連れ戻す為、血と汗を流しながら戦い抜く絆をテーマにした物語……じゃないんです!?」
 それはまた、未来では随分と前衛的な白雪姫になっているようですね。


- * -
「これが閉鎖空間です。そしてアレが……」
 そう指差す先には巨大な人型の物体が現われていた。
「神人改め、キョンくん3号です」
「台風かよ! っていうかなんで俺の名に改めたんだよ!」
「おや、アナタならわかっていると思っていたのですが」
 いや全然わからないから。


- * -
 キョン、起きて!
 ねぇ、起きてってば! 起きなさいよ!
 何で起きないの! ねぇ、ちょっと、起きてよ……!
 起きて……お願い、起きてよ……起きて…ちょうだい……
 ……白雪姫って、みくるちゃんが言ってたわよね……。

 …………。

「……ふあぁ~。今日もいい朝だな」
 そして俺は何事もなくベッドで目が覚めた。

「天然というか何というか、とにかく感謝しますよ」
「……」
「キョンくんーっ!」
 なぜか他の団員からはちやほやされ、ハルヒもまた
「お、おはよう」
 こちらを見ると顔を赤らめながら思いっきり不機嫌そうな顔をしていた。
 ……一体何があったんだ? 誰か教えてくれ。


- * -
YUKI.N > また、おでんを一緒に
 ……おでん? そんなの食ったか?
YUKI.N > ……今のは間違い。


- * -
「ハルヒ……実は俺はな、ポニーテール萌えなんだ」
「……バカ?」
 うるせぇ。
「いつだったか、お前がポニーテールをしていた姿。ありゃ反則的に可愛かったぞコンチクショウがああっ! 何故切ったあああっ!」
「な、何逆切れしてんのよ! 訳わかんないわよバカ!」


- * -
 色々と話そうと思う。SOS団の今後や、朝比奈さんの衣装についてなど。
 でも、俺が始めに言う事は決まっている。
 そう、宇宙人と、未来人と、超能力者について、まずは話そうと思う。


「三人が異能者? そんなのとっくに知ってるわよ。何? 今更気づいたの?」

 ……誰か俺に銃を与えてもらえないだろうか。アイツを殺して俺も死ぬからさ。

スポンサーサイト

コメント

某サイト様からリンクで飛んできました。
とても楽しくニヤニヤしながら読ませていただきました。
速攻お気に入りに追加です。
自分のSSサイトもがんばらねば……。
ではまた、ちょくちょく覗かせてもらいます。

  • 2007/01/30(火) 12:55:32 |
  • URL |
  • 情報統合思念体 #-
  • [ 編集 ]

1000ヒットオーバーにして初の書き込み、ありがとうございます。
実は物凄い勇気を持ったお方なのでは……。楽しんでもらえて幸いです。
更新遅いですが、どうぞご贔屓にー。

  • 2007/01/30(火) 23:01:14 |
  • URL |
  • 犬○屋 #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://inaken1.blog87.fc2.com/tb.php/14-6773215e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。